« フリン・ジュンアイⅥ | トップページ | フリン・ジュンアイⅧ »

2007年1月29日 (月)

フリン・ジュンアイⅦ

彼女の携帯電話の音が、



部屋中に鳴り響いていた・・・


茜『う・うそでしょう・・・』


茜は、慌ててバッグの中から携帯を取り出し

青ざめた顔で、小さくつぶやいた・・・




そして、その携帯を持ってまま風呂場の方へ

走っていった・・・


おそらく、あれは・・・旦那からの電話だろう・・・


俺は、夢の世界からいきなり現実にたたき戻られた

気分だった・・・



だけど、しょうがないじゃないか・・・


彼女は、人妻なのだから・・・



もちろんそんなことは理解していた。





初めから理解していたはずなのに・・・





ホテルのベットの上で、タバコを吹かしながら

俺は、とても淋しい気持ちと戦うことしかできなかった・・・





何分かして、ようやく彼女が戻ってきた・・・






俺『旦那さんからか?』

茜『・・・う・うん・・・・ゴメンネ







彼女は青ざめたまま言葉を濁して

それ以上は何も言わなかった・・・



その肌に突き刺さるような空気の中で

俺の口からこぼれた言葉は・・・



『・・・・・・帰ろか・・・・・』







それしか言えなかった・・・








『ごめんね・・・急に出張がなくなって今から帰るって・・・』




『そうか・・・ちゃんとごまかしたか?』





『・・・う・うん・・大丈夫だと・・思う・・・』



『よかったやん・・・バレなくて・・・^^』










『・・・・うぅ・・うう・・・ゴメンね・・・』



そう言って、俺に寄りかかりながら流す

彼女の涙の理由(わけ)は、

俺への申し訳ない気持ちなのか・・・

旦那に対する罪悪感なのか・・・

気持ちの整理がつかない心の現れなのか・・・



彼女のそれを読み取る事なんてできるはずもなかった・・

俺はその時『虚しさ」と『淋しさ』との入り交じったような

怒りにもにた感情で、心が張り裂けそうだったから・・・









『抱きしめてくれないの・・・』










『抱きしめてどうするねん!!

抱きしめたら、このまま帰らないって言うんか!!』







彼女のその一言は、俺の無理矢理押さえつけていた感情の

コントロールを狂わせた・・・





『ゴメン・・・大きな声をだして・・・




さぁ・・・・帰ろう・・・・』


俺は、泣きじゃくる彼女の手を握りしめながら

ホテルを出た・・・




そして、Taxiをつかまえて彼女をそれに乗せるまで

ただの一言の言葉もかわされなかった・・・





『じゃぁな・・・』




それが俺から言える精一杯の最後の言葉だった・・・




『・・・・・・・・』



涙でぐちゃぐちゃになった彼女は、

ハンドタオルを握りしめながらうつむいて

何も言わなかった・・・



そして、Taxiは彼女のいるべき場所に帰っていった・・・










『・・終ったな・・・・うぅ・・うううぅ・・』











俺は、買いすぎたコンビニの袋を地面に落として・・・








泣きました・・・・










いつも読んでくれてありがとう^^

バレンタインのチョコレートコーナーが

増えてきましたね・・・

今年は、いくつもらえるかな〜(^-^)
・・・・義理チョコ

↓よかったらクリックして投票お願いしますネ。

ブログランキング

恋愛・結婚
↑こっちもよろしくネ(^^)/

|

« フリン・ジュンアイⅥ | トップページ | フリン・ジュンアイⅧ »